ドラッグストア薬剤師の仕事内容や年収は?元ドラスト勤務薬剤師が解説します!

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今回はドラッグストア薬剤師の働き方や年収ついてお話します。

近年はセルフメディケーションの高まりやドラッグストアのスーパーマーケット化によりかなり皆さんの日常に入り込んでいますね。

そこでドラッグストア希望の薬学生や転職者向けにドラッグストア薬剤師の仕事内容や年収について僕の経験をもとにお話していきたいと思います。

ここで僕の経歴を紹介したいと思います。

僕は新卒から大手ドラッグストアに就職し新卒から1年間は勤務薬剤師として、その後1年半は管理薬剤師として勤務しました。

その後は地元近くの調剤薬局に勤めて現在に至ります。 現在薬剤師4年目です。


実際の業務内容は?

主に処方箋調剤、OTCの接客と販売、健康食品やサプリメントの接客と販売、介護用品の販売です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①処方箋調剤

ここは皆さんが薬剤師としてイメージしやすいところですね。

調剤薬局と同様に医療機関からの処方箋を受け付けて薬を調剤、服薬指導を行い薬歴を記入します。

調剤薬局との違いは門前にクリニックを持たないことが多いのでかなり広範囲の処方全を受け付けます。 実際僕が勤めていたところでは処方箋枚数が多くないこともありますが集中率5%でした(笑)このように面調剤がメインとなりますので幅広い知識がつきます。

②OTCの販売と接客

皆さんがドラッグストアでイメージするのはこれじゃないでしょうか。 薬剤師は主に要指導医薬品と1類医薬品の販売、接客を行います。

相談者の症状や現在服用中のお薬を確認してお客様にあった商品を提案します。

薬剤師は医者ではないので正確な診断はできませんが自身でお薬を選んで提案できるのでかなりやりがいがありますよ。

なかなかOTCについて学ぶ機会がないので不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、新卒の方はもちろんのこと中途でも研修が充実しているので心配しなくても大丈夫です。

③サプリメントや介護用品の接客

結構これも多いです。 特にサプリメントは幅広い世代で健康志向は高まっているので相談も多い分野になります。

こちらも取り扱っている品数も多いので覚えるのはなかなか大変ですが学んでいくと面白い分野ですよ。

介護用品も超高齢者社会のいまかなりニーズが高まっています。 在宅医療の広がりにより自宅で介護をしている方も増えているので相談に来られる方が多いです。 介護は予期せず始まるので知識が全くない人が多いです。 こういった方に適切なアドバイスや商品の提案を行っていくのもドラッグストア薬剤師の重要な仕事です。

あとはよくレジ打ちや品出しをしますか?と聞かれますがほとんどしません!(1類医薬品や要指導医薬品はレジ打ちや品出ししますが売り場と比べてその仕事がメインになることはないので安心してください)

一部で募集のあるOTC専門薬剤師はレジ打ちや品出しなどを行うみたいですがこういった作業をしたくない方は調剤併設のドラッグストアに応募しましょう!

ドラッグストア薬剤師の年収は?

平均して500万~600万台が多いです。

病院薬剤師が350~450万程度、調剤薬局が450万~550万程度であることから年収はかなり高いといえます。

また全国に展開しているドラッグストアがほとんどなので全国どこでも働きます!となると赴任手当も付きかなり年収は上がります

実際僕は全国転勤アリのコースで入社しましたが年収推移は

1年目420万(1年目なので4月スタートなのとボーナスが少ない)

2年目650万(途中から管理薬剤師、手当は月5000円)

3年目680万(転職しているので概算にはなりますが現在勤務している薬局も月給はおなじくらい、冬のボーナスはドラッグストア時代と同額もらったので年末調整の金額です。)

ここに家賃補助が加わるので(僕が勤めていた会社では家賃の8割補助出ました)かなりの額になりますよね(笑)

稼ぎたい薬剤師はドラッグストアを候補に入れることをお勧めします!!(笑)

実際働いてみてどう?メリットとデメリットについて

メリット①:年収が高い

年収は同年代の薬剤師と比較してかなり高いです。

実際僕も友人と比べてみると100~150万程度は高いですね。

また毎年昇給もありますし他業種に比べてマネージャー等役職に就ける人数もかなり多いのでしっかり実績を積み重ねていけばさらに年収を上げることも可能です。

年収が高ければローンも組みやすかったり、貯蓄に回したりと自由が利くのでかなり大きいメリットだと僕は思います。

メリット②:福利厚生が手厚い

買い物で社割があったり、勤務区分によっては社宅や家賃補助がついたりと福利厚生はかなり手厚いです。

特に社割大きくドラッグストアで日用品はほとんどカバーできるので子育て世代や一人暮らしの方はかなり重宝します。

またドラッグストアでは化粧品スキンケア用品も広く扱っています。これらは一つ一つが高いので女性は大変ですよね。なんとこれらの商品にも社割が使えるので女性には嬉しいですよね。

メリット③:幅広い処方箋に触れられる

門前にクリニックがないこと、買い物客や近隣の方が様々な処方箋をもってきてくれるので多数の処方箋に触れられます。

調剤薬局と比べて薬の知識がつかないんじゃないかと思う方もいるかもしれません。僕も実際そう思っていましたが全然そんなことはなく、むしろ毎日いろいろな医療機関の処方箋を受け付けるので若手薬剤師の僕としてはかなり勉強になりました。

メリット④:OTCの知識が身につく

これはドラッグストアならではですね。

調剤薬局でもOTCは取り扱っていますがドラッグストアは商品の数が圧倒的に豊富です。

発熱で来られる方や更年期症状で悩まれる方など様々な症状の方が相談に来られます。

症状を聞き取ってお客様にあった商品を提案できるので薬剤師の職能を発揮しやすく、やりがいがある領域ですね。

続いてデメリットについて

デメリット①:連休がない

シフト制であるので連休は取りづらいです。

また調剤薬局では門前の医院にあわせてゴールデンウィークやお盆などは閉局することが多く長期で休むことが可能です。

その点ドラッグストアは店舗の営業時間に基づくので祝日以外は営業することがほとんどです。なので前後に平日や土曜日があると休みが分断されるので長期では休めません。

デメリット②:異動が多い

これは地域や働き方にもよりますが比較的多いかなと思います。

引っ越しを伴うような大きな異動は少ないですが、現状ドラッグストアは出店攻勢が続いているので店舗異動は頻繁に起こると覚悟しておいた方がいいです。

デメリット③:シフト制

調剤薬局や病院と違って土日祝日休みとは限らないので休みは不規則です。

なので薬剤師の友人と遊ぶ予定を立てるときは少し難航します(笑)

ただ平日の人が少ない日に遊べたり、病院に行きやすかったりとデメリットだらけでもないんですよね。

また月の休みが決まっており(だいたい8~10日)曜日周りによっては固定休みの病院や薬局より休みが多いこともあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ドラッグストアの薬剤師は他の薬剤師と比較すると給料が高かったり上場企業も多いので福利厚生が手厚かったりしますが、連休が少なかったり異動が多かったりとデメリットもあります。

ただ面調剤なので色々な処方箋に触れられること、何よりOTCや健康食品の知識がつくことは薬剤師として大きな武器になります。

今後ドラッグストアで勤務してみたいな、と考えている人の力に少しでもなれれば幸いです。

お読みいただきありがとうございました!

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